売木村の特産品「高原とうもろこし」の定植作業が村内で始まっている。15日、農業生産法人「ネットワークうるぎ」が管理する約10アールのほ場では、ハウス内で10センチほどにまで育てた苗を、移植機を使って次々と植えていった。順調に生育すれば7月末にも収穫期を迎える。
同法人の膳師周一さん(43)は、6年前に東京から移住し、トウモロコシや米の栽培に携わっている。今年の定植作業はほぼ例年並みの5月3日にスタート。昨年は5月8日に遅霜被害があったことから、早く植えた苗には小型のハウスを設けるなど霜よけ対策を施した。
膳師さんは「ここまで来ればもう霜の心配もないと思う。ハウス内で成長も早く、7月中に収穫できるのでは」と笑顔を見せた。
収穫、販売期間を長くするため、定植は6月末ごろまで順次行っていく。収穫、出荷のピークは8月の盆ごろ。7月末からは、早朝に収穫したトウモロコシを直売所ですぐに販売する計画もある。
同村のトウモロコシは、標高850メートル以上の高原の寒暖差が生み出す、強い甘みが特長。膳師さんは「収穫期には新型コロナウイルスの影響も収束し、安心して多くの人が村に訪れられる環境になっていることを望む。今年もたくさんの人に村のトウモロコシを楽しんでもらいたい」と話した。
◎写真説明:移植機を使ったトウモロコシの定植