ナシ・南水の出荷スタート

南信州経済

[ 2012年 9月 19日 水曜日 9時04分 ]

 飯田下伊那地域特産のナシ「南水」の出荷が始まった。飯田市箕瀬町の下伊那園芸農業協同組合では18日朝から選果を開始し、関東や中京の市場に送った。このところの暑さで糖度が伸び、玉伸びも平年並みで前年を上回る収量が得られそうだという。

 幸水から始まったナシの出荷リレーは、最終走者で飯伊産ナシの看板商品となる南水にバトンがわたった。

 園協の選果場では、この日の午前に飯田市や高森町、喬木村の低標高帯の農家が5・8トンほどを搬入。コンベアに運ばれたナシは、光センサー選果機によって等級別に振り分けられ、梱包された。

 初出荷の時期は平年並み。園協によると、生育は春先から順調に推移し、病害虫被害もほとんど見られないという。

 南水は1990年に高森町下市田の県南信農業試験場が生み出した品種。「糖度が高い」「果実が大きい」「日持ちが長い」の三拍子がそろった品種としてブランド価値が年々高まっている。

 ことしは他産地で病害虫の発生があり、ナシ全体の収量が減少。その影響で幸水、豊水、二十世紀と飯伊産ナシが高単価で取り引されていることから、関係者は単価高の継続に期待を寄せている。

 園協の出荷は9月下旬にもピークを迎え、10月上旬まで続く。園協は前年をやや上回る380トンの出荷を計画。販売課長は「残暑によって需要も伸びている。全国の皆さんにいち早く、おいしい南水を届けたい」と話していた。

  

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