ピアゴ閉店 利用者ら「最後」見届ける 思い出に浸り涙も

南信州経済

[ 2018年 10月 1日 月曜日 15時56分 ]

閉店を見届けようと多くの人が足運んだ

 飯田市中心市街地で唯一の総合スーパー、ピアゴ飯田駅前店は9月30日、午後6時で営業を終え、1974(昭和49)年のオープン以来45年の歴史に終止符を打った。閉店時刻には100人余りが出入り口を囲み、同店との思い出に浸りながら別れを惜しんだ。

 最後の買い物客を送り出すと、出入り口付近に従業員が並び、寺澤辰也店長があいさつに立った。

 飯田市出身で、自身も学生時代など同店との思い出がたくさんあるという寺澤店長。「閉店が決まり、惜しむ声や激励の声をたくさんいただき、どれだけ愛されていたかを痛感した。皆さんの人生の中に、一つでも思い出につながる何かが残せていたらありがたい」と話した。

 見守った従業員や買い物客には涙をぬぐう姿も。従業員に家族がおり、最後を見届けたかったという同市鼎切石の75歳の女性は、「子供たちが小さい頃から、事あるごとに一緒に訪れていた。思い出がたくさんある場所なので、なくなってしまうのはとてもさびしい」と目をうるませた。

 同市高羽町出身で現在は佐久市在住という35歳の男性は、たまたまの帰省中に閉店を知り足を運んだという。「子供の頃家族で楽しい時間を過ごした記憶がある。最後に訪れることができて良かった」と話した。

 同店を運営するユニー(愛知県稲沢市)は、全国の不採算店舗を閉店する総合スーパー事業の再編を進めており、同店もその一環。今年4月に「現状の不採算店舗。建物の老朽化もあり、将来の採算性も見込めない」とし、閉店の方針を示していた。建物の取り壊しを含めた後利用については「検討中」としている。

  

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