ピアゴ閉店で牧野市長らが面談

南信州経済

[ 2018年 5月 9日 水曜日 16時55分 ]

9月末に閉店するピアゴ飯田駅前店

 飯田市の牧野光朗市長は7日、総合スーパー「ピアゴ飯田駅前店」(同市東和町)の今秋の閉店方針を受け、ピアゴを運営するユニー(愛知県稲沢市)の佐古則男社長と面談した。市商業・市街地活性課によると、飯田商工会議所の柴田忠昭会頭とともに訪れ、30分面談。9月末とする閉店の経緯を聞いた上で、引き続き後利用などの関連情報を共有していくことを確認した。

 ユニー・ファミリーマートホールディングス(東京)が4月初旬、採算性や建物の老朽化などを理由に今秋の同店の閉店を発表。牧野市長は翌6日の定例会見で「40年以上にわたり、飯田の駅前商業地の核でもあった。まずは経営陣に詳細を聞いた上で(後利用や買物弱者対策といった)今後の対応を協議していく」とし、面談の日程調整を進めていた。

 同課によると、面談はユニー本社で行い、同社側は同店における経営状況や建物の老朽化、今後の利活用の選択肢についてさまざまな検討を行ってきた経過を報告。同社の社長や会長、相談役を歴任した阿南町出身の佐々木孝治氏の意向もあり、閉店を引き延ばしてきたものの「事業環境の変化も相まって、総体的に9月末の閉鎖を決定せざるを得ない状況に至った」とした。

 牧野市長らは、閉店に伴う地域住民への影響が大きいことを伝え、特には高齢者など買物弱者に対する配慮や影響軽減を望んだ。佐古社長は長年にわたる地域住民の愛顧に感謝し「閉店後の後利用については市民生活への影響を軽減できるよう、最大限に配慮して対応していきたい」旨を伝えたという。ただし、具体的な後利用は未定としている。

 ピアゴ飯田駅前店は1974(昭和49)年にユニー飯田駅前店としてオープン。地下一階地上5階建てで、現在は直営店とテナント10店舗が入る。生鮮食料品だけでなく、衣料やインテリア、日用雑貨などを扱う。

 9日午前に同店入口のベンチで休憩していた同市高羽町の女性(92)と同市諏訪町の女性(94)は、歩いて買物に訪れるのが日課といい「9月末に閉店後は、どこへ買物に行けば良いのやら。衣料品や日用雑貨は特に困る」「運転できない年寄りにとっては死活問題。上等な特別な店は求めないから、おばあちゃんに優しいお店を残してほしい」と肩を落とした。

  

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