マツタケ入荷始まる 「平年作以上に期待」の声も

南信州経済

[ 2013年 9月 25日 水曜日 13時40分 ]

 飯田下伊那のマツタケの産地でマツタケが出始め、豊丘村役場に隣接する飯伊森林組合北部支所への入荷も始まった。同支所によると、例年に比べ1週間から10日程遅い。主に飯田市内や中京方面に向けて出荷され、入荷状況を見ながら販売も始める。

 24日は豊丘を中心に近隣町村の10農家から持ち込まれ、職員が重さを量るなど対応していた。計約4キロで、大きいもので長さ15センチから20センチ程。上質のものはまだ少ない。入荷のピークは来月10日ごろになりそうだ。

 マツタケはアカマツの根元に菌の集まった「シロ」を作り、涼しくなると菌が活発になり、発生する。

 朝夕の気温が20度以下であることがマツタケに適した生育条件。同支所によると、ことしは9月の残暑に加え、雨の量が少ない。地温が下がったことで出始めたものの菌が活発化した後で再び気温が上がると、菌が死ぬこともある。金原史人支所長は「まだ予想がつかないが、雨が降って日中の気温が下がり、地温がぶり返さなければある程度期待できるのでは」とみている。

 昨年は2009(平成21)年以来の不作の年になり、この日、同支所に持ち込んだ豊丘の男性は「ことしは豊作まではいかなくても、平年作以上に期待したい」と話した。

 豊丘村堀越区の住民がマツタケ料理を提供する「堀越まつたけ観光」は近く、営業開始日を決める。運営委員長の武田勝さんは「ぽつぽつ出始めたようだ。まだまだ日中の気温が高く心配もあるけど期待はしている」と語った。

 喬木村大島区のマツタケ観光園「大島山の家」は来月2日から営業を開始する予定。組合長の内山重金さんは「昨年に比べると生育は良く、例年並みに受け入れられるのでは」と、こちらも期待を込めた。

 松川町生田のアルプスの郷梅松苑は、25日から地元の生田産マツタケ料理の提供を始める。いまのところ入荷が安定しているといい「ことしは生田産のマツタケを多くの人に味わってもらいたい」と話した。

  

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