リニア駅周辺整備基本構想、骨子案の配置イメージ

南信州経済

[ 2015年 1月 21日 水曜日 12時38分 ]

リニア駅周辺整備会議 飯田市の「リニア駅周辺整備基本構想検討会議」の第3回が20日、市役所で開かれ、事務局の市が示した構想骨子案を協議した。駅舎の高架下空間の利用範囲に応じた3案のうち、駅の南北にP&R(パークアンドライド)駐車場や交通広場など駅周辺に必要な機能を集約し、車両や歩行者の通行路を設ける案を軸に検討を深めるとし、他案の利点も加えた新たな配置イメージ図を提示。JR東海の説明も基に駅改札口は県道市場桜町線側を見込み、JR飯田線の乗換新駅近くの高台に眺望施設を想定した。P&R駐車場の規模は750台が妥当とし、一帯を多目的な活用空間として検討を進める。

 

 駅舎は市内上郷飯沼・座光寺境の東西にかけて設置される。素案イメージでは、高架下となる県道市場桜町線以東の約240メートル区間のうち、中心部約50メートルに改札や駅利用者の利便施設を確保。南北の区域に駐車場や交通広場、魅力発信施設などを配置し、車両が通行できる南北道路を設ける。中央道スマートインターチェンジと結ぶ北側は広域交通機能を、南側は地域交通機能を重視する。

 

 JR東海の方針や市との事前協議を踏まえ、駅舎のうち、国道153号付近までの東側約190メートルの範囲約7000平方メートルのうち、高架下の利用可能な範囲は最大で約3000平方メートルと見積もった。高さは約5メートルとしており、南北道路は大型バスも通行できる。

 

 パーク&ライド駐車場は乗降客数の需要予測や類似の新幹線駅の状況、一般道路の休憩施設など他の用途利用の分析を踏まえ、現時点で妥当な水準規模を「750台」、必要面積を2万2500平方メートルと設定し、検討を深めるとした。県が平均「6800人」とする1日の乗降客数予測については市も独自で推計を行い、ほぼ同数の「6900人」と見込んだ。

 

 素案のイメージでは、P&R駐車場を立体式(階層式)とし、屋上(地表面)を「見晴らし広場」などとして一体的に整備。広場は伊那谷の風景を体感するだけでなく、地域住民の憩いや交流の場など多目的な活用を検討し、計画を立てるとした。

 

 JR東海の今後の決定や協議にもよるが、喬木村方面に想定する灯り区間を走行するリニアや南アルプスなどを見られる「眺望の丘」(仮称)の設置検討も盛った。骨子案では「リニア駅からの来訪者が歩いてアクセスできる距離を想定」し、飯田線乗換新駅の設置と合わせて検討するとした。

 検討会議の第4回を3月中に開き、構想案をまとめる。1カ月間のパブリックコメントを踏まえ、正式決定する。

  

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