三遠南信道「リニア前の全線開通を」飯田商議所が陳情

南信州経済

[ 2014年 6月 12日 木曜日 12時11分 ]

 飯田商工会議所(柴田忠昭会頭)は10日、国土交通省を訪れ、足立敏之技監や徳山日出男道路局長らと対面し、三遠南信自動車道の早期開通、特にリニア中央新幹線開業に先駆けた全線開通に向け、予算の確保、拡充を要望した。また、国交省訪問前には宮下一郎衆院議員と吉田博美参院議員の各事務所を訪ねバックアップを要請。宮下衆院議員は「リニアを含めた交通インフラの整備は、前倒しできるものはどんどん実施していくべき」と、早期開通への尽力を誓うとともに、「経済界には、拡大するビジネスチャンスを生かすことのできるアイデアを、どんどん出してもらいたい」とエールを送った。

 柴田会頭をはじめ、宮島八束前会頭、尾澤敏秀専務、牛山正敏企画運営委員長、今井勝幸元県議らが参加。要望では、「三遠南信地域における広域ネットワークの形成において大きな役割を担う道路。早期全線開通は地域にとって長年の悲願であり、地域経済の発展にとって絶対不可欠」と強調し、一層の事業推進を求めた。

 徳山道路局長らを前に柴田会頭は、「2012年度の当初予算は三遠南信道全体で101億円だったが、本年度当初では186億円にまで増えた。ことし3月には、最大の難所とも言われる青崩トンネルの調査坑掘削工事にも着手できた」と、予算の増額と順調な事業進ちょくに対し感謝。今後も一層の事業推進に期待を寄せるとともに、「リニアの開業前に全線開通していることが、地域の発展には欠かせない」と力を込めた。

 これを受け徳山道路局長は、三遠南信道の重要性について認識を示すとともに、「これほどまでに熱心な地域は他にない。期待に応えられるよう、皆さんと同じ気持ちで取り組んでいく」と応えた。

 要望活動後には、足立技監をはじめ田村秀夫大臣官房技術調査課長、茅野牧夫道路局国道・防災課長、谷口博昭国土技術研究センター理事長らと勉強会を開催。席上足立技監は、「道路予算の総額を確保すること、少しずつでも増やしていくことが大切。そのことが、企業の人材確保や設備投資、技術革新へのチャレンジへと結びつく」と話した。

  

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