三遠南信道とリニア期成同盟会が総会

南信州経済

[ 2016年 2月 5日 金曜日 8時34分 ]

 三遠南信道路建設促進南信地域とリニア中央新幹線建設促進飯伊地区の両期成同盟会の定期総会が4日、飯田市錦町のシルクホテルで開かれた。飯田下伊那地域の市町村や議会、産業経済界、市民団体など構成団体の役員を中心に約100人が出席。三遠南信道の早期完成とリニアの早期開通を目指す統一決議を採択した。

 決議文では、両交通の整備が産業振興や生活利便性の向上、交流人口の拡大など、持続可能な地域経済や戦略的地域づくりに重要と指摘。高速性と利便性の高い交通体系の整備を願う住民の期待に応えるため、早期の完成・開通を目指すとした。

 両会長である牧野光朗飯田市長は2大交通プロジェクトの進ちょく状況を踏まえ「当地の将来ビジョンに掲げた『小さな世界都市』『多機能高付加価値都市圏』の実現のため、戦略的な地域づくりが重要。早期開通、開業に向け、地域一丸でまい進したい」と話した。

 承認された新年度事業計画のうち、リニア関連では、JR東海に対し、自然・生活環境への影響低減に向けた取り組みのさらなる充実を要望。三遠南信道関連では、東三河と遠州を含む3圏域の連携による強力な要望活動の展開などを盛った。

 総会に続き、両事業・計画の近況について、飯田国道事務所の柴山智和所長とJR東海の古谷佳久中央新幹線長野工事事務所長が説明した。

 柴山所長は三遠南信道の整備効果とともに、上部工の架設を控える天龍峡大橋、長野と静岡の両県側から調査坑の掘削が進む青崩峠道路などの状況を説明。「現場は着実に進んでおり、整備効果を最大限に発揮するには、この10年が正念場」と述べた。

 一方の古谷所長は、リニア構造物の設計に関わる道路や水路の付け替え協議を進めていることや、発生土置き場に関する盛土造成の計画図を関係自治体に説明し、一部候補地は地元にも示している状況などを伝えた。

  

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