三遠南信道の天龍峡大橋で架設工事

南信州経済

[ 2017年 4月 5日 水曜日 15時48分 ]

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 2019年度の開通を目指す、三遠南信自動車道飯喬道路・天龍峡―龍江インター(仮称)間の天龍峡大橋(仮称、280メートル)で、上部工の架設工事が3月下旬から始まっている。工期は18年3月末。国土交通省飯田国道事務所によると、今夏にはアーチ部分が完成する見込みという。

 

 天龍峡大橋は、名勝天龍峡に位置し、天竜川とJR飯田線を一気にまたぐ、高さ80メートルの鋼製上路式アーチ橋。名勝の景観に配慮した、扁平でスレンダーな形状や、景観に溶け込む「山鳩色」の塗装などが特徴。また、桁下には幅約2メートルの歩道が設置され、天龍峡をこれまでとは違った角度から楽しむことができる。

 

 架設工事は、高さ約60メートルの鉄塔間に張り渡されたワイヤーロープとケーブルクレーンを使い、工場で製造された橋りょうの部材を運び、組み立てていく「ケーブルエレクション架設工法」を採用。天龍峡側、千代側の両サイドで、橋りょうの左右から中央へと部材をつないでいく。接続はボルトを使用し、多い箇所では片側1500本のボルトが使われるという。

 

 部材は幅2メートル、高さ2・5メートル、長さ4メートルおよび10メートルで、重さは20~40トン。アーチ部分は全体で62の部材からなる。愛知および香川の工場で製造され、一度仮組みして全体を確かめた上で解体し、現場へ届けられている。

 

 同事務所では、国道の建設現場を広く一般に公開する「旬な現場」事業を展開するが、昨年度、天龍峡大橋の見学には、他の現場を大きく上回る約100組、2000人が訪れたといい、「注目度の高さ、期待の大きさを実感している」とした。

  

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