三遠南信道の鳳来峡~浜松いなさ北が開通

南信州経済

[ 2012年 3月 6日 火曜日 8時49分 ]

 三遠南信自動車道のうち、浜松河川国道事務所が建設を進めてきた愛知県と静岡県をまたがる佐久間道路・三遠道路(約21キロ)の鳳来峡~浜松いなさ北インターチェンジ(IC・延長13・4キロ)区間が4日、開通した。4月14日に部分開通する新東名高速道の御殿場~三ケ日ジャンクション(JCT・延長162キロ)とも浜松いなさJCTを通じて同時開通することから、愛知、静岡方面へのアクセスはより一層向上する。

 午後3時の開通を前に、浜松市立引佐北部中学校で開かれた式典には同市や新城市、地域住民や中部地方整備局職員ら約130人が出席。

 三遠南信地域連携ビジョン推進会議(SENA)の会長を務める鈴木康友浜松市長は「毎年のように陳情を行い、ようやくここに至った。広域連携にとって大きな一歩」と述べ、「飯田市までは乗り越える課題が多く残されているが、引き続き1日も早い一体としての供用開始を目指したい」とあいさつ。同整備局の足立敏之局長は東海地震などを踏まえながら「災害時の救援救助ルートとしての役割に大きく寄与する」と強調した上で、観光、産業面も含めた広域的な効果に期待を寄せた。

 会場を浜松いなさ北ICに移し、来賓や浜松市田沢幼稚園の園児たちも参加してテープカットを実施。約30台による鳳来峡ICまでの記念パレードも行われた。区間は無料で、同ICでは開通を待ち望む一般車が行列をつくり、午後3時の開通と同時に新しい道路の感触を味わった。

 開通区間は1991年に基本計画化し、93年に事業着手。中央構造線が通る難所に加え、三遠トンネル(4・5キロ)や渋川トンネル(1・6キロ)をはじめとする計5つのトンネルを完成させた。区間内には3カ所のICが設置され、鳳来峡ICと渋川寺野ICは浜松方面への出入りのみ、浜松いなさ北ICは飯田方面への出入りのみのハーフインターとなっている。

  

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