三遠南信道・天龍峡―龍江IC間が開通

南信州経済

[ 2019年 11月 18日 月曜日 16時54分 ]

 三遠南信道飯喬(いいだか)道路(22・1キロ)のうち飯田市の天龍峡―龍江インター(IC)間の4キロが17日、開通した。式典には地元選出の国会議員や県議、首長、関係地区の代表、地権者ら約220人が出席し、地域住民にとって待望となる区間の完成を祝った。

 開通式は三遠南信道路建設促進南信地域期成同盟会と、国土交通省中部地方整備局飯田国道事務所が主催。テープカットとくす玉割りで開通を祝い、車の通り初めをした。

 天龍峡IC駐車場(川路)で行われた式典で、牧野光朗市長は開通の意義として利便性の向上や交流人口の拡大、地域間連携の高まりを挙げた。2027年開業予定のリニア中央新幹線に絡め「リニアの東西軸、三遠南信道の南北軸が重なり合う地域として大きな人の流れを呼び起こし、地域に発展をもたらす」と期待し、三遠南信道の一日も早い全線開通を願った。

 宮下一郎衆院議員は「竜東地域にとって夜明けであり、全線開通に向けた大きな一歩」と強調し、中部地方整備局の勢田昌功局長は早期の全線開通を目指すとした。

 今回開通した区間は、飯田市の川路と龍江を結ぶ4キロ区間。天龍峡大橋を含む。既に開通している区間と合わせ、中央道飯田山本―飯田上久堅・喬木富田IC(14・6キロ)が結ばれた。

 天龍峡大橋は天龍峡に架かる巨大なアーチ橋で、三遠南信道の中でも大規模な構造物の一つ。飯田国道事務所と市が事業主体で、橋長280メートル。事業費は80億円程度。天龍峡ICと千代IC間に位置する。千代ICは走行方向に制限がある「ハーフインター」。

 また天龍峡大橋の桁下には歩道「そらさんぽ天龍峡」を設け、市は観光客増につながると期待する。歩道は幅2メートル。天竜川からの高さは約80メートルで、国の名勝に指定されている景勝地を楽しめる。通行可能時間は3月~10月が午前6時半~午後6時、11月~2月が午前7時半~午後4時半。

 飯喬道路は2008年4月に飯田山本―天龍峡IC、昨年3月に龍江―飯田上久堅・喬木富田IC間が開通。残る飯田上久堅・喬木富田―喬木IC間(3工区、7・5キロ)の開通時期は未定で、完成は着手後おおむね10年程度を目指すとする。

◎写真説明:テープカットとくす玉で開通を祝う関係者

  

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