三遠南信道喬木IC工事現場の見学会

南信州経済

[ 2012年 8月 24日 金曜日 9時21分 ]

 国土交通省飯田国道事務所(花木道治所長)は22日、三遠南信自動車道飯喬道路第3工区の喬木インターチェンジ(IC)で行っている橋脚耐震補強工事現場の見学会を開いた。高さ30メートル超の橋脚に加え、同事務所管内では初めてとなる「炭素繊維巻き立て工」で施工されており、工事最盛期の旬な現場として工事関係者らに公開した。

 1990年に着工した同ICは、矢筈トンネルの掘削工事を経て94年3月末に程野IC(仮称)間で供用が開始された。完成から18年ほどが経過していることから補強工事の必要性が増し、474号矢筈地区橋梁補修工事として、3月から来年1月までの期間で耐震補強を行っている。

 実施している補強工は、軽さと重機を使わずに人力作業が可能な炭素繊維を使う巻き立て工を採用した。付近に川が流れ斜面が多いなど急しゅんな地形に最適で、鉄筋コンクリート補強よりもスムーズに施工できる。さらに強度は鉄筋の10倍以上で、施工完了後の橋脚回りの膨らみを1センチ以下に抑えることができる。

 見学会には同事務所や工事を請け負う勝間田建設をはじめ、市や飯田建設事務所、飯田下伊那地域の建設業者などから約40人が参加。施工している橋脚7カ所のうち完成と施工中の各1本ずつの現場を見学した。

 管内では珍しい補修工事とあり、軟らかい炭素繊維を橋脚に巻き付けるように進められる施工方法に参加者らも興味深く視線を注いだ。同事務所では「これから仕事をしていく上で、少しでも参考になれば」と話していた。

  

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