飯田市上久堅地区農業振興会議(中山將英会長)は12日、地元で丹精込めて育てた農産物や農産加工品を詰めた「信州ひさかたふるさと便」の梱包作業をJAみなみ信州上久堅事業所で行った。予定していた限定100セットを超える105セットの注文を受け付け、関東方面を中心とする都心部に発送する。
地元を離れ、都会で暮らす出身者や親戚、友人に故郷の味を届けようと2011年から始め、今回で5回目。「ニッポンの食、がんばれ!セレクション」で金賞を受賞した上久堅味噌をはじめ、小野子人参やふじリンゴ、はざ掛け米のほか、人参ジュースやこんにゃく、同振興会議が遊休農地で育てたそば粉や大豆など新しいものも含め計9品目を故郷の香りとともに詰め込んだ。
作業は会員ら10人余で手際良くダンボール箱に入れ、地域の風景を捉えた絵はがきもそえた。中山会長は「故郷の香りをかいで思い起こしてくれれば。要望があれば新たな農産物や加工品にも挑戦したい」と話した。