中国で「蜜入ふじ」販促PRフェア開催

南信州経済

[ 2011年 1月 4日 火曜日 9時25分 ]

 飯田市と下伊那園芸農業協同組合の販売会社「信州下伊那くだもの直販」および県農産物等輸出促進協議会は21日から23日まで、JETRO上海(長野経済交流部)の協力を得て、中国上海市と杭州市の百貨店など計6店舗で南信州産「蜜入ふじ」の販促PRフェアを開催した。ことしで4年目となる海外輸出チャレンジ事業で、杭州市での開催は初めて。蜜入ふじは12月中旬から1月に販売期間が限られる商品だが、中国ではクリスマスから春節(旧正月)にかけてのメーン商品の1つに定着しつつあり、ことしは3日間で3500個を販売した。

 市農業課によると、中国で開催されている日本食品フェアは、フェア用に限定輸出した商品を陳列販売し、売上額の一定率を小売店に還元する形態が一般的。これに対し、飯田市と下伊那園芸農協の連携事業では台湾、中国ともマーケット調査、流通販路開拓、商談という一連の取り組みの中から現地小売店で正規商品として売られる環境を先行的につくり、店側の販売ピークの時期に照準をあわせて販売促進PRと、直接的な消費リサーチを目的にフェアを打つ形態をとっている点が特徴という。

 上海で開催した百貨店は、2009年上海小売店売上ランキング1位の第一八佰伴(ヤオハン)百貨と高級スーパー「オーレ」の2店舗で、いずれも上海の中心地にあって中~高所得者を客層とする。フェアは、2店舗の売場に特別なデコレーションを施し、試食の提供や中国語の商品説明リーフレットの配布、通訳を兼ねた現地雇用スタッフと組んでの商品説明を行いながら販売PRを行った。

 試食提供の反応は「甘い」「おいしい」という声がほとんどで味への評価は極めて高く、蜜入ふじが中国の消費者にとっても他のリンゴとは違うインパクトを持った味と品質であることがうかがわれた。また、対面販売では、蜜入ふじを知っている人もおり、4年間の継続によって確実に消費者ファンができつつあることを実感したという。

 市農業課では「販売開始時期に実施した今回のフェアが効果的なスターター機能を果たし、これからの年末年始から春節にかけての本格商戦における販売拡大につながる」と期待している。

  

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