乗合タクシーで「貨客混載」

南信州経済

[ 2019年 2月 7日 木曜日 15時54分 ]

 お客乗せ、荷物も載せて目的地へ―飯田下伊那地域のタクシー会社2社が4月から、乗合タクシーを使って客と荷物を運ぶ「貨客混載」のサービスを始める。移動や荷物の運搬が困難な過疎地の高齢者らを対象に見込んだ試みで、6日の飯田市公共交通市民会議で承認された。県タクシー協会によると、乗合タクシーによる貨客混載は県内で初めてという。

 「天竜観光タクシー」(飯田市上村)が同市上村・南信濃の5路線(遠山郷、上村、須沢、下栗、上島線)で、「遠山タクシー」(天龍村)が同村と南信濃をエリアとする2路線(平岡、八重河内線)で実施する。

 乗合タクシーは曜日や時間帯を定めた各路線のダイヤに基づき、運行エリア内の停留所で予約客を乗せ、目的地まで運ぶもの。4月からの貨客混載では、高齢者らが発送を希望する荷物を停留所で受け取り、宅配便の取扱店や郵便局などに引き継ぐサービスも担う。料金は各社で設ける。

 天竜観光タクシーの山口雄大社長(34)は「これまでは自ら宅配や郵送などの手続きをしてきたけれど、体を動かしづらくなったお年寄りもいる。地域を支えるお手伝いができれば」と話している。通常のタクシー業務と並行し、運転手による買物代行や薬の配達なども検討しているという。

 タクシーによる過疎地の「貨客混載」事業は2017年度に解禁された。県タクシー協会の関係者は「今回の2社の試みは、既存の乗合タクシーの路線や条件を生かしたプラスαのサービス。貨物運搬は新たな収益確保策としてもメリットになる」と指摘している。

  

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