JAみなみ信州で取り扱う人気のブドウ品種シャインマスカットの露地ものの出荷が26日、豊丘村河野の総合集荷販売センターで始まった。昨年より4日早い開始。栽培面積の拡大などにより、前年度比7%増の50トンの出荷を見込む。
種無しで皮ごと食べられる人気品種。同様の人気品種ナガノパープルよりも全国的な知名度があり、JAみなみ信州で扱うブドウの出荷額のうち半分程度を占める。
ハウス栽培分は7月中旬から盆前まで出荷し、続く露地栽培は10月中旬ごろまで。9月10日ごろから10月初旬にピークを迎える。
初日は飯田市内の農家から18ケース(1ケース=5キロ)が持ち込まれた。最盛期を迎えているナガノパープルとともに、センターの職員らが房の形状や粒張り、色づきなどを確認。関東と県内の市場へ向けて発送した。
8月に天候が良かったことなどから昨年より糖度が2度ほど高い。7月の日照不足で粒の張り具合に若干の課題があるものの、生産者の技術向上などもあり、昨年より出来は良いという。
◎写真説明:露地シャインマスカットの初出荷