伊南バイパスが全線開通

南信州経済

[ 2018年 11月 17日 土曜日 14時08分 ]

中央アルプス大橋を前にテープカット

 飯島町本郷から駒ケ根市赤穂に至る国道153号「伊南バイパス」(延長9・2キロ)のうち唯一の未開通区間となっていた、飯島町田切中央交差点から駒ケ根市赤穂辻沢交差点間(延長1・8キロ)の開通式が17日、田切中央交差点付近の本線上で開かれた。同区間の開通により、1977(昭和52)年の整備着手から42年で、全線開通となった。

 同バイパスは県が管理する国道153号において、国が権限代行事業として97年から延長8キロを整備。現道の渋滞緩和をはじめ、線形不良や冬期路面凍結箇所の解消など、物流の促進や交通安全の確保を主な目的とした。

 また、上伊那・飯田下伊那地域の交通連携を促進し、「伊那谷地域」としての活性化や発展への寄与も期待される。

 国土交通省飯田国道事務所によると、全線開通により、通過時間は整備前と比べ約5割短縮されるといい、地域住民らの利便性向上や物流の効率化が期待できる。また、現道の急カーブ区間を回避でき、緊急車両の走行性向上や交通事故の減少も見込まれる。

 式に出席した阿部守一長野県知事は「リニア中央新幹線長野県駅を見据えた際、伊那谷を結ぶ基軸となる重要な道路。全線開通を契機に、交流や物流が活発化し、地域の発展につながることを期待する」と話した。

 今回新たに開通した区間のうち、約半分を占めるのが中田切川に架かる「中央アルプス大橋」。長さ990メートル、地上高最大40メートル、幅員約13メートルで、一般道では県内最長の橋となる。

  

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