休みをとり家族旅行も、農家10組が経営協定調印

南信州経済

[ 2011年 2月 12日 土曜日 13時39分 ]

 飯田市で10日、家族経営協定調印式があり、市内の専業農家ら10組24人が夫婦や親子、二世代で協定を締結した。近代的な農業経営に取り組み、農業を魅力ある生業として将来に受け継いでいくことを目的に、1997年度から始まり、今年度で14回目。今年度までの締結者は実数で119組になった。

 鼎中平のビーラクスマツカワで開いた調印式で、主催する飯田市農業委員会の関島友弘会長は「農業にとって大きな問題が目の前に横たわっている。TPPの問題は農業者が安心して将来も農業を続けていくうえで問題が多い。全国の農業委員会が1000万人署名に取り組んでおり、委員1人20人以上の署名を集める運動に協力をお願いしたい。家族経営協定を意味あるものとするには、人のためでなく自分たちのために協定内容を確認し合うことが大切」とあいさつ。

 下伊那農業改良普及センターの本井治所長は「締結調印までの話し合いの過程が大切。家族農業が基本であり、管内6500経営体が元気に農業に取り組むために、協定の輪が広がってほしい」、飯田市産業経済部の粂原和代部長は「農業を子から孫へつないでいくため、女性の力をきちっと認識し、未知のものに視点を当てていくことが大切。リニア時代へ向けて、中山間地域の農業の本当のよさを見直し、家族がスクラムを組んで農業経営に取り組んでほしい」とそれぞれ期待を述べた。

 関島会長、本井所長の立会いの下、協定に調印した10組のうち、座光寺の宮澤俊明さん(62)と俊子さん(同)は97年度に夫婦で協定を締結していたが、今回は子の健二さん(32)とその妻智美さん(30)を加えた2世代で締結。駄科の熊谷伊久夫さん(62)とみどりさん(59)も98年度に夫婦で協定を締結していたが、今回は子の敏子さん(25)も協定に加わった。

 今回新たに協定を締結した竹佐の養豚専業農家、矢澤宏輝さん(40)恵子さん(39)夫妻は、親豚150頭を飼育し、年間3000頭を出荷している。今までは休みがなく、繁忙期には季節雇用をしていたが、これからは県の里親制度に登録し、農業をやりたい人を受け入れて休みをとれるようにする。家族でしたことがなく子どもを連れて行っていないという旅行も協定に盛り込んでいる。

 

  

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