伝統野菜フェアに活気、一般の認知度も高まる

南信州経済

[ 2013年 7月 29日 月曜日 15時40分 ]

 県下伊那地方事務所は26日、飯田市鼎東鼎のJAみどりの広場で本年度の第1回飯伊伝統野菜フェアを開いた。県では、2006年度から「信州の伝統野菜」の選定と伝承地栽培認定を行い、伝統野菜の継承と生産振興を進めている。

 この日は、収穫時期を迎えた下栗芋(飯田市上村)ていざなす・伍三郎うり(天龍村)鈴ケ沢なす・鈴ケ沢うり(阿南町)清内路黄いも・きゅうり・ニンニク(阿智村清内路)―の8品目の試食販売と、平谷いも(平谷村)親田辛味大根(下條村)下條ニンニク(同)源助かぶな(飯伊全域)清内路かぼちゃ、むらさきいも(売木村)―の6品目の展示があった。それぞれのコーナーでは、生産者や地域協力隊のメンバーらが質問にてきぱきと説明し、熱心にPRに努めていた。

 会場の「およりてふぁーむのふれあい夏祭り」と同時開催となり、伝統野菜に関心のある地元消費者らがたくさん詰め掛け、試食したり買い求める姿が見られた。シニア野菜ソムリエの久保田淳子さんは「4年連続来ているが、収量も規模も増え、栽培技術も向上してきている。栽培意欲が高まり、一般の認知度も高まった」と感想。キムチに使う伍三郎うりを買い「生食より火を通したり、漬物にするとおいしい」と話していた。

 主催した下伊那地方事務所農政課によると、フェアは09年度から5年目。毎年1回開いてきたが、今年度は初めての試みとして10月にも開催する。同課生産振興係の脇本有希さんは「食べ物そのものだけでなく、食文化や地域の歴史・景観・環境の維持なども含めて施策ができるように頑張りたい。まずはPRが大切。需要はあるので、供給側とうまくマッチングできるよう、10月22日に商談会を計画している」と語った。

 8月7日には、昨年度に商品化された県産殺菌冷凍液卵や南信州の伝統野菜などを使用した調理講習会を、各種施設の栄養士や調理師などの給食関係者を対象に開催する計画もある。

  

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