信大工学部が航空宇宙テーマに技術展

南信州経済

[ 2017年 11月 27日 月曜日 15時47分 ]

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 信州大学工学部は25日、飯田市座光寺の南信州・飯田サテライトキャンパス(旧飯田工業高校)で、同大学航空宇宙システム研究センターの取り組みを紹介する、シンポジウム・技術展示会を開いた。展示会では「航空宇宙」をテーマに、同センター教員の研究テーマや技術開発状況報告をはじめ、南信州広域連合、南信州・飯田産業センターが進める産業振興と人材育成の拠点整備事業の紹介、飯田下伊那地域企業による製品・技術PRなどを通じ、研究者、企業、団体、一般市民とが、新たな価値の創出を目指し交流を深めた。

 航空宇宙システム研究センターは、「信州大学のさまざまな専門分野の教員が保有する高度な関連要素技術(研究素材)の航空宇宙システム分野への展開」と「地域の特色・強みを生かした地域産業の基盤技術の活性化と人材育成の推進」をミッションに、2106年4月、工学部内に設置。同年10月に工学部組織から全学組織へ移行した。

 航空機装備品モジュール・システムの国産化を目指す「航空機システム部門」、宇宙システム開発を通した人材養成と地域産業の技術高度化を図る「宇宙システム部門」、航空・宇宙産業に共通する基盤技術の開発を行う「基盤技術部門」からなり、このうち「航空機システム部門」を旧飯田工業高校を活用した南信州・飯田サテライトキャンパスで開く、「航空機システム共同研究講座」が担っている。

 同講座のミッションは、産学官の地域連携による、航空機システム技術の研究開発推進と成果を社会実装する若手人材の育成。現在は、防爆性に優れた補助燃料タンクシステムや民間航空機搭載用次世代ハイブリットブレーキの開発などのプロジェクトが進行する。

 この10月から同講座での研究をスタートしたという、修士1年の大石みちるさん(24)は、「昔から航空宇宙分野に興味があり、関われるチャンスと思い進学を決めた」といい、「厳しい試験を乗り越え、実際に航空機に搭載される装備品を開発することが大きな目標。在学期間だけでは実現が難しいが、実用化に向けた研究の土台づくりに携わることができれば」と力を込める。

 また、「進路選択の参考に」と展示会に足を運び、大石さんらの説明を聞いた同大工学部3年の前田秀滋さん(22)は「航空宇宙という同じテーマでも、研究室によって基礎研究であったり、ものづくりであったりと取り組みはそれぞれ。進路を考える上でとても参考になった」と話した。

  

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