先進事例に自社を見つめる ネスク―イイダが新製品・新事業の報告会

南信州経済

[ 2018年 12月 14日 金曜日 15時29分 ]

5社が新事業などを報告

 南信州・飯田産業センター(飯田市上郷別府)内に設置された「飯田ビジネスネットワーク支援センター」に登録する、製造業を中心とした企業117社による運営組織「ネスク―イイダ」(野沢稔弘代表幹事)は13日、同センターで会員企業による新製品・新事業の開発報告会を開いた。5社が、事業や開発のきっかけ、経過、現状、手掛ける製品の特長などを紹介。会員企業をはじめ金融機関や行政関係者など80人余りが出席し、情報を共有した。企業各社が自社を見つめ直し、新たな連携のヒントなどを探った。

 発表は、協和精工(高森町山吹)の「海外展開を見据えた外国人雇用」、ケー・グラフィックス(飯田市東和町)の「Uターン起業から大手企業商談成約まで」、コシブ精密(松川町元大島)の「地域内企業との連携による生産性向上」、山京インテック(飯田市時又)の「AIを活用した工場内見える化」、テクノウェイブサンワ(同市上郷飯沼)の「医療分野への挑戦」の5つ。

 このうち協和精工は、橋場浩之社長が海外展開を見据え昨年実施したインド視察を報告した。

 大手自動車メーカーが進出しているが、ものづくりの環境は整っているのか、ローカルサプライヤーはどんな状況か、労働者の質や国民性はどうかなど、「自分の目で確かめる」ために渡航。

 結果は「ものづくりができる環境にある。自分の感覚としては、駐在もできる」と好印象だった。

 また、ケー・グラフィックスの川手達也代表は、19年間勤めた東京のゲーム会社を辞めてUターンし、映像編集や3Dモデル作成を手掛ける個人事業を立ち上げた経過などを紹介。「ゼロからのスタート。自分を売り込まないと前に進めない」と、各方面で自身のスキルなどを積極的にアピールした結果、TDKやKDDIなど大手との仕事につながったという。

 報告会の開催にあたり、野沢代表幹事は「グローバル化の進行により、国内外の企業や人とつながることで、制約も増え、それまであった自分たちのルールだけでは事を運べなくなる」と指摘。「そうした中、最も重要となるのは、自社や経営者の世界観、価値観をしっかりと相手に伝えること」と力を込め、「報告会が会社の個性を見つめ直す機会になれば」と期待した。

  

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