全国半生菓子協会の総会、5年ぶり飯伊で開催

南信州経済

[ 2010年 6月 28日 月曜日 15時33分 ]

 全国半生菓子協会(山田勝彦会長)は25日、阿智村昼神温泉の日長庵桂月で第57回通常総会を開いた。全国各地の協会員約50人が参加。2009年度事業報告、収支決算報告をはじめ、10年度事業計画案、予算案など計7議案を承認した。任期満了に伴う役員改選では、山田会長の再任を決めた。毎年持ち回り、5年ぶりに飯伊で開かれた今総会は飯田半生菓子組合(久保田栄一組合長、21社)が幹事を務め、26日は観光などでさらなる親睦を深めた。

 「飯田らしい、飯田にしかできない総会にしたい」とする久保田組合長は、テーマを「信州の自然と文化に触れて、信州の地で交流を」と定め、信州の素材を食し、民俗芸能の披露が、訪れる県外会員をもてなす特徴ある総会内容を企画した。

 事業報告によると、09年度の菓子生産数量及び金額統計は、全体的には景気低迷の影響を受け、生産数量は前年比0・2%減の194万6830トンで、生産金額は2兆3970億円、小売金額は同比0・4%減の3兆2570億円と微減で推移した。

 上期は比較的堅調に動いた消費も、秋以降は経済環境の悪化から年末贈答用や年末商品の売れ行き不振に苦戦。しかし同協会が取り組んだ「菓子需要喚起キャンペーン」対策の効果で大きな落ち込みを防げたことを「明るい材料」と指摘した。「厳しい苦境を乗り切るため、さらなる団結を図るとともに、関係官庁や全日本菓子協会との連携を密にし、業界の改善・発展に質するべく一層の取り組みが必要」と総括した。

 その上で、新年度基本方針には、会員相互の親睦、強調及び情報交換を密にするとともに、関連省庁ならびに上部団体である全日本菓子協会からの指導を受け、その情報の周知徹底を図り、引き続き協会の振興発展に寄与する。具体的には親睦会、研修会を通して各支部の地域情報を交換する。普及宣伝活動にも注力する考えだ。飯田半生菓子組合事業計画には▽半生アンケートの改革と実施▽情報交換会の開催▽法律、法令などについて情報提供▽講習会の実施―などを盛り込んだ。

 総会開会あいさつで、久保田組合長は「おいしいだけでなく、コンプライアンスを守って初めて店頭に並ぶ半生菓子。1社だけでの解決は難しく、連携が必要」と協会の意義を語ったほか、山田会長は「我々の役割は需要の多様化に対応し、新しい付加価値を作り出すことにある。安全安心でおいしい菓子を作るよう励みたい」と述べた。

 

  

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