初の「うまいもの商談会」で南信州の食材集合

南信州経済

[ 2012年 2月 10日 金曜日 12時48分 ]

 飯田下伊那地域の農畜産物や加工食品の販路拡大を目指し、県下伊那地方事務所などは8日、「食の縁結び!南信州うまいもの商談会」を飯田市追手町の県飯田消費生活センターで開いた。40の生産者や業者がブースを構え、食材や加工食品計130品目ほどを出展。地元内外の飲食業や旅館業、食品卸売業などから食の関係者200人余が足を運び、新たな取り引きを模索した。

 飯伊地域の様々な食品や食材の魅力を伝え、事業展開に結び付けてもらおうと初めて企画した。会場には、地鶏や豚肉、リンゴ、野菜などの生鮮食材のほか、みそや漬物、ドレッシングといった多彩な加工品がずらり。生産者たちが試食品を提供するなどして「ぜひ活用を」とアピールした。

 伝統野菜や雑穀など「山里の恵み」を生産、販売する阿南町の「南信州おひとよし倶楽部」の男性(66)は「この場では商談成立とならずとも、食材を知ってもらういい機会。今後につながる」と指摘。市内で地鶏の飼育や販売を手掛ける男性(62)も「地元での開催は、より地産地消に結び付く。身近な出会いがうれしい」と笑顔を見せた。

 バイヤー側は地元の飲食店や旅館をはじめ、全国展開のスーパーやコンビニの担当者なども。それぞれが各ブースで熱心に説明に聞き入り、商品価値を見定めたり、新規の事業展開などを思い描いたりしていた。

 市内の飲食店のオーナー女性は、栗に似た食感と甘みが特徴の「ホド芋」を味わい「今すぐに店で扱いたい」と感激した様子。「生産者と直接、話ができるいい機会。今後もぜひ行ってほしい」と期待していた。

 出品食材を用いた料理の試食コーナーもあり、県飯田合同庁舎食堂の中塚敏行さんと野菜ソムリエの久保田淳子さんが「信州黄金シャモ」や「信州サーモン」などを使ったつみれ汁や寿司、ソテーなどを振る舞った。

 下伊那地事所商工観光課の藤田柳治課長は「南信州には多彩な食材や加工品があり、今後も販路の開拓、拡大を後押ししていきたい。生産者側もバイヤー側も個別のネットワークはもちろんあろうが、こうした商談会での気付きや出会いを今後の事業に生かしてもらえれば」と話した。

 同所などは今後の定期的な開催を予定。収穫期の違いで野菜などの現物を出展できなかったり、スペースの都合で出展を見合わせたりもあったため「今回の反省や成果を踏まえ、開催時期や規模なども検討していく」としている。

  

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