南アルプス国立公園の山開き

南信州経済

[ 2016年 5月 21日 土曜日 8時05分 ]

 南アルプス国立公園の山開きが20日、標高1918メートルのしらびそ高原=飯田市上村=であった。3000―2000メートル級の山々を前に、関係者ら約40人が神事を執り行い、今シーズンの安全を祈願した。

 本格的な夏山シーズンを迎え、南アルプスや周辺の山々への登山者の安全を祈願する恒例の行事。上村や南信濃地区の関係者らでつくる開山祭実行委員会が主催し、3013メートルの荒川前岳や2819メートルの大沢岳を正面に祭壇を設けて神前に玉ぐしを捧げた。

 実行委員長の北澤良太郎・上村まちづくり委員長は、ことしは極端に雪が少なく水不足が懸念されるなか、「水源地の課題はあるが、水が確保できれば通年営業も見えてくる」と強調。昨年9月、南アルプスの登山道につながる南信濃木沢の市道142号線の路肩が崩落し、現在も全面通行止めになっている状況に「地元としては大変な痛手。早く復旧してもらいたい」と述べた。

 午前10時の同高原の気温は15・2度。青空も一部で広がり、南アの山々を見ることができた。昨年の同高原利用者は約7万人。市道142号線の通行止めを受け、ことしは御池山ハイキングコースや尾高山ミニ登山コースに人気が集まりそうだ。

  

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