南信州うまいもの商談会開く

南信州経済

[ 2012年 8月 23日 木曜日 10時06分 ]

食の商談会光景 飯田下伊那地域の食材を売り込み、新たな取り引きにつなげてもらう「食の縁結び!南信州うまいもの商談会」が21日、飯田市上郷別府の南信州・飯田産業センターであった。生産者らが旬の農畜産物や多彩な加工食品を出展し、地元内外の食の関係者にアピールした。

 

 県下伊那地方事務所などが主催。2月に続く2回目は「晩夏・初秋を彩る南信州の食三昧」をテーマに掲げた。初回が好評だったことから、より広い会場に変更。前回より14増となる54事業所が約260品目を出展した。飲食業や旅館業、食品小売業者など買い手側(バイヤー)は250人ほどが来場した。

 

 前回時の要望も踏まえ、今回は農林、水産、畜産を問わず幅広い「食材」が充実。旬の伝統野菜やブランド肉、タケノコや山菜、養殖魚など南信州で育まれた自慢の品々が並んだ。

 

 鹿やイノシシといったジビエ(獣肉)のほか、地元ブランドの牛や豚の肉、ウインナーなどを焼いて提供する出展者もあり、会場内には食欲をそそる香りが煙とともに充満。地酒の試飲やミニトマトの試食などもあり、来場者は五感を働かせて「使える」一品を見極めていた。

 

 タイムサービスで人気を集めたのが、同市南信濃で温泉水を使って試験養殖されている「温泉とらふぐ」の刺身。市内の飲食店経営者(36)は「話題性は十分で味も良い。地元の魅力的な食材として活用したいですね」と将来を見据えていた。

 

 今回は事前周知に力を入れたこともあり、都市圏を中心に県外からのバイヤーも増えた。「とらふぐ」を試食していた愛知県稲沢市の水産小売業者は「山がない長野県産という点が面白い」と意外性に注目。「現地の多彩な食材を一度に触れることができてありがたい」と感謝する名古屋市の男性もあった。

 

 出展者のうち、アルプスサーモンを手掛ける「棚田養魚場」(飯田市座光寺)の専務は「もちろん味や値段も大事だが、薬を一切使わずに育てた安心、安全さが一番のうり」とPR。ことしから「食べるほおずき」の栽培に取り組む「松川町ほお好き会」は「日本では観賞用のイメージが強いが、食用はとてもフルーティーでビタミンも豊富」と試食を勧め、需要の拡大を期待していた。

 

 下伊那地事所商工観光課の課長は盛況ぶりを喜び「旬の野菜や果物、生鮮物など特色ある食材を幅広くそろえることができ、県外のバイヤーにも足を運んでもらえた。今後も南信州の食材を広める取り組みを進めたい」と話した。同所などは第3回について「年明けの本年度中にも開催できれば」としている。

  

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