南信州の新たな玄関口に 座光寺スマートICが開通

南信州経済

[ 2021年 3月 29日 月曜日 16時09分 ]

 飯田市座光寺の中央自動車道「座光寺スマートインターチェンジ(SIC)」が28日午後5時、開通した。南信州の新たな玄関口として、物流の効率化や防災機能の強化、リニア中央新幹線県内駅へのアクセス向上による観光圏域の拡大などが期待される。

 座光寺SICは中央道座光寺パーキングエリア(PA)に新設。飯田ICの北6・9キロ、松川ICの南8・6キロの地点で、両IC間約15・5キロのほぼ中間に位置する。24時間利用可能で、上下線(東京、名古屋の両方面)に出入りできる。ETC車専用で、車長12メートル以下の車が通行できる。

 SICとしては全国で142番目で、小黒川、駒ケ岳に続き県内の中央道では3番目。中日本高速道路によると、上下線の利用者数は1日1500台と推計している。

 開通に先立ち、飯田市や中日本高速道路(名古屋市)などで構成する座光寺スマートインターチェンジ地区協議会が、同市座光寺のエス・バードで開通記念式典とセレモニーを開催。関係者35人が出席し、テープカットやくす玉割りで開通を祝った。

 同協議会会長の佐藤健飯田市長は「国道153号の渋滞が解消され、高速道路へのアクセス向上により、輸送時間の短縮や地域防災力の向上につながる」とあいさつ。「座光寺上郷道路との接続で、中央道とリニア県内駅が短時間に結ばれ、観光圏域が広がり観光客の増加が見込まれる」と期待を寄せ、「真に長野県の南の玄関口として、人の流れや物流が加速され、産業がより一層発展し、暮らしやすい地域になるよう取り組んでいく」と述べた。

 SIC付近には開通前から車が並び、定刻の午後5時になると号砲が鳴り響き通行を開始。多くの車が出入りしていた。

 28日時点の施工完了箇所は、PAから一般市道までの上下線ランプ、中央道を横断する新大久保橋を含む接続道路200メートル、県道飯島飯田線にアプローチする東ルート100メートル。上下線ランプは上り線が200メートル、下り線が330メートルで、幅員は10メートル。事業費は23億円で、中日本高速道路が約19億円、市が約4億円。

 関連事業として県がSICとリニア県内駅とを結ぶ「座光寺上郷道路」(2・7キロ)の建設を計画しており、SICの周辺工事は県道改良の進ちょく状況に合わせて整備する見通し。

 座光寺SICを巡っては、2014年に設置の検討を開始。16年5月に同協議会を設立し、6月に国土交通大臣より連結許可を受けた。同年度より測量設計、物件調査を進め、18年度から19年度までに用地取得を完了した。

 19年2月から準備工事に着手。11月に安全祈願祭を行い、工事を本格化させた。20年7月にトイレ棟が完成。9月26日深夜から27日早朝にかけ、新大久保橋の鋼桁を架設した。軟弱地盤を改良して構造物を施工した。

◎写真説明:通行開始と同時に多くの車が出入りした

  

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