南信州観光公社が企画・実施する「南信州への産地ツアー」の今年度第3弾は4日、南信州特産“ガブリエル”と旬の桃“あかつき”の収穫体験を行った。名古屋市や岡崎市などから応募した19人が参加。体験後、参加者は「今後もこの種のツアーを大いに企画してほしい。ぜひ参加したい」と好評だった。
ガブリエルを当初から栽培している松川町元大島の若手農業者、宮下弘希さん宅を訪れた参加者は、赤と黄のガブリエルをもぎ取り生で味わった。名古屋市からの参加者は「甘くて癖がなく、いろいろな料理に使えそうで楽しい」「思っていたより甘くて驚いた」「もっと宣伝するといい」と感想。
宮下さんは「ガブリエルを生産して4年目。昨年までは長野県のみで生産していたが、ことしから全国で生産が始まってきた。飯田下伊那で10軒ぐらいが生産している」、JAの担当者は「ガブリエルはカラーピーマンの一種。糖度が高く、フルーツ感覚で食せる」と説明した。
豊丘村みさと選果場では、あかつきを収穫し味わった。参加者は「とてもみずみずしくておいしい」と喜び、4個も食べて「大満足」な人も。この後、元善光寺を見学し、御大の館で入浴後、アルプスサーモンの刺身、塩イカの酢の物、五平餅、千代福豚の味噌鍋など南信州にこだわった料理で夕食を取ってから帰途についた。