南信州牛、京都でブランド力実感 2回目の宣伝交流会

南信州経済

[ 2016年 11月 10日 木曜日 18時12分 ]

南信州牛が並ぶ京都の精肉店を見学

  飯田下伊那地域の肉牛生産者と卸売、料理店などでつくる「南信州牛ブランド推進協議会」(会長・牧野光朗飯田市長)は9日、2回目の「南信州牛宣伝『京都交流会』」を南信州牛の約8割が消費される京都市内で開いた。飯田下伊那食肉組合の10人を含む関係者約20人が京都の精肉店を視察したほか、肉料理を食べながら現地の関係者7人と懇談した。

 

 最大消費地・京都の食肉関係者との関係を強化する中で南信州牛の評価を聞き、飯伊の住民にも地元で生産される肉の真価を知ってもらうことを目的にした事業で、4月の初回に続いて開催。「南信州牛販売の本場・京都における流通とその味を知る」をテーマに掲げ、飯伊の精肉販売業者に参加を呼び掛けた。

 

 精肉店視察は、京都食肉市場の駒井栄太郎社長とともに南信州牛の取り扱い量が多い専門店2軒とスーパーのテナント2店を訪れ、冷蔵ケースの7割以上を牛肉が占めている売り場の様子を見学。担当者や来店客にも「甘みがあっておいしい」といった声を聞いた。

 

 南信州牛の取り扱いを前面に押し出し、京都と滋賀に十数店舗を構える名店「銀閣寺大西」の本店(左京区)では、南信州牛がブランド肉として売られている様子に加え、千代幻豚も最高グレードの豚肉と位置付けられ、国産ロースと同程度の値段で売られていることなどもスタッフから聞いた。

 

 会食懇談は銀閣寺大西が経営する「御肉処大にし」(中京区)で開催。南信州牛と南信州産の野菜を使い、焼き肉をメーンディッシュにしたコース料理を味わいながら、駒井社長や大西の役員、全農長野の現地担当者らと意見交換した。

 

 飯田下伊那食肉組合の会員は「関係者と交流し、連携したいとずっと願ってきたが、行政が動いて実現したことをうれしく思う」、駒井社長は「これからは産地間競争が激化すると思うが、信じる肥育を行い、おいしい牛肉を供給し続けてほしい」と話した。

 

 食肉組合長の上沼昇さん(丸久精肉店代表)は「京都の上品な文化を感じた。店は商品構成が素晴らしく並べ方もきれい。焼き肉も上品で、飯田とは嗜好(しこう)が違うが参考になった」と振り返った。

 

 推進協は第3回も開く計画で、事務局は「肉の量でなく、質や味を楽しみながら食べるという価値観を精肉店を通じて地域に広まれば」と視察の波及効果に期待している。

 

 京都食肉市場で昨年扱った牛肉で最も多かったのは京都府内産で、長野県産は12頭差で2位。うち南信州産は6割以上を占める。

  

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