南信州間伐材活用フェア 18団体一堂に

南信州経済

[ 2016年 3月 15日 火曜日 15時47分 ]

 南信州初の地域材活用に関する一大イベント「南信州間伐材活用フェア(森に寄り添う暮らしのフェア)」が13日、飯田市上郷別府の南信州・飯田産業センターであった。

 飯田下伊那の建築材利用、エネルギー利用、木工製品利用、市民活動・木育の各分野で活動する18団体が実行委員会(実行委員長・中島武津雄NPO法人いいだ自然エネルギーネット山法師理事長)を組織し、昨年秋から準備を進めてきた。

 建築材利用ブースでは、地域材の展示や住宅相談、県産材PR、エネルギー利用ブースでは、間伐搬出機材やエネルギー利用機器、木工製品利用ブースでは家具や器などの木工製品などのコーナー、木のおもちゃ広場などを設置。屋外では、チェーンソー製材機による丸太の板ひき、まきストーブによる足湯、チェーンソー丸太切りなどが行われた。軽食、喫茶コーナーも登場した。

 「森の恵みを暮らしに活かす」をテーマに講演した日本全国スギダラケ倶楽部代表の若杉浩一さんは「売り上げを上げるためだけのデザインでものをつくっていても豊かにならない。経済だけでいいのか、企業と仕事って何だ、デザインってそんなものか、ちっとも満たされない。そのようなものづくりはおかしいと思って仕方なかった」と設立の動機を説明。

 「日本中にスギのプロダクツを増やしていこう」と、矢作川支流支部をはじめ全国19支部で取り組んでいる運動を紹介しながら「子どもたちを巻き込むとお母さんたちが真剣になる」「子どもが楽しむ無印良品によって社会が変わり、経済が変わる」「儲かればいいというのは幸せな感じがしない。簡単で安いことでなく、喜びと感謝と誇りが新しい価値を創造する」と語った。

 森林作家で森林文化協会理事の浜田久美子さん、根羽村森林組合参事でスギダラ矢作川流域支部長の今村豊さんとの鼎談も行った。

 中島実行委員長は「信州の木活用モデル支援事業を受けてやっている。行政もメーカー、クラフト団体も関わるイベントは今回初めて。今まで業界ごとのイベントはあったが、川上から川下まで全部ひっくるめての開催は初めて。木材の利活用のスタートになれば」と話していた。

  

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