南信州DCプロジェクト会議が南信州エキスカーション開く

南信州経済

[ 2010年 4月 29日 木曜日 8時53分 ]

 南信州の観光資源を紹介する「南信州エキスカーション」がこのほど、飯田市や阿智村で行われた。旅行代理店のJTBや日本旅行、近畿日本ツーリスト、農協観光の企画・仕入・販売担当者ら20人が参加。観光モデルコースを視察し、今後の旅行企画や誘客戦略などについて地元の観光関係者たちと意見や情報を交わした。

 県とJRグループがタイアップして10―12月に行う観光企画「信州デスティネーションキャンペーン(DC)」を契機に、誘客促進を図る南信州DCプロジェクト会議(代表・本多秀賢飯田観光協会長)が主催。信州DC以降を含め、今後の商品展開に役立ててもらおうと、2日間にわたり試みた。

 初日は飯田市内の味噌・漬物の蔵元「稲垣来三郎匠」や「川本喜八郎人形美術館」などを視察。DC期間中の独自企画で、お得な農産物を販売する「アウトレットフェスティバル」の会場となる「およりてファーム」にも寄った。阿智村の昼神温泉では販売会議(情報、意見交換)を開き、南信州や駒ケ根市の観光関係者ら約30人も出席した。

 販売会議の中で南信州DC側は、今春から販売を始め、主に飯伊地域にある観光施設や温泉、飲食店など約220カ所の特典や割引を受けられる冊子「物味湯産(ものみゆさん)手形(クーポン)」を紹介。産直フェスについては「5月の連休明けには企画内容や日程をまとめたい」と伝えた。

 旅行代理店の担当者からは「(旅行商品を)販売するのは我々だが、最終的に判断するのはお客。他地域との違いやメリットを打ち出してほしい」「信州DCは前半が勝負と見ている。前後半の2段階構えで企画内容を考えるべき」「テレビや新聞などメディアを使った宣伝が必要」などの要望、意見が出た。

 物味湯産手形に対しては「もっと気軽に買える場所を増やすべきでは」「10の温泉施設に無料で入浴できるというが、観光客はそう何回も足を運べない。1冊1000円は高いため、内容をコンパクトに(値を安くも)した別冊ができないか」などの提案があった。

 南信州DC会議の担当者らは「飯伊は他地域と比べて核となる観光資源に乏しい。訪れてもらうためには、関係者らがまとまった取り組みを展開し、回遊してもらうことが大切」「お客様にとって、メリットや魅力のある企画をさらに練っていかねば」などと話していた。

  

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