南信州DC会議を継続、飯伊の観光振興けん引を

南信州経済

[ 2011年 1月 27日 木曜日 15時23分 ]

 飯田観光協会や阿智村の昼神温泉観光局、JAみなみ信州、県下伊那地方事務所などでつくる「南信州DCプロジェクト会議」(本多秀賢代表)は25日、飯田市本町のりんご庁舎で定例会を開き、今後も組織を存続し、引き続き南信州全体の観光振興やPRに取り組むことを決めた。

 同会議は、県とJRグループが昨年10―12月に展開した「信州デスティネーションキャンペーン」(信州DC)を契機に、一昨年に発足。DC以降の持続的な観光振興も視野に協同企画や体制の構築に取り組んできた。

 信州DCに合わせ、飯田下伊那を中心にした観光・飲食施設で特典が受けられ、温泉10カ所までの無料入浴券にもなる冊子「物味湯産手形(ものみゆさんクーポン)」を販売。DC期間中は、飯伊の農産物や特産品を集めての「南信州 産直アウトレットフェスティバル」を開くなどした。

 25日の会議ではこれまでの活動成果や課題を報告。冊子は作成した約3万部が完売予定で、参画エリアを拡大した改訂版を発行する方針を伝えた。アウトレットフェスについては、盛況ぶりを評価する一方、対外的なPRの不足や遅れが反省点に挙がった。

 昼神温泉観光局は、温泉とJR茅野駅や岐阜県中津川市とを結ぶシャトルバスや直通バスを運行。来客や回遊の利便性の向上だけでなく、JRなどが自前で昼神や南信州のポスターを制作するなどのPR効果に波及したことを紹介した。

 今後に向けた協議では「地域が一体となった観光戦略を担う会として残すべき」「信州DCを契機に活動はスタートしたばかり」などの意見が出され、組織の存続方針を決定。次回以降に具体的な運営形態や名称などを話し合う。

 飯田観光協会長でもある本多代表は「信州DCをきっかけにして民間の交流が広がり、それを行政がサポートするという理想的な形で組織が歩み出した。有名な観光地に乏しい飯伊においては、地域を挙げた売り込みが重要。けん引する媒体として会議を発展させていきたい」と話した。

 この日は「産直アウトレットフェス」で企画したスタンプラリーの抽選会も開催。応募総数164通の中から、特賞の「昼神温泉ホテル宿泊券」をはじめ、出店者らが提供した賞品の当選者計73人を選んだ。

  

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