南部5町村の青年農業者が交流会

南信州経済

[ 2018年 9月 12日 水曜日 15時02分 ]

育て収穫した野菜を持ち寄り、料理交流する青年農業者たち

 下伊那南部5町村(阿南町、泰阜村、下條村、売木村、天龍村)の青年農業者のつながりを深める交流会が11日、阿南町北條のおどもカフェで開かれた。各農家が生産している農産物を持ち寄って創作料理を作り、味わいながら次世代の農業経営のあり方について意見交換した。交流会は今回で6回目。参加者同士のビジネスマッチングも成果として出始め、新たな販路開拓に向けて動きが活発化している。

 「ほとんどつながりがなかった」という若手農業者の交流を目的に、2015年に「青年農業者交流会」を発足。地元農家をはじめ、U・Iターンで起業した若手農業者や地域おこし協力隊らが集い、情報交換しながら農業経営の新しい展開を模索している。

 現在は果樹や野菜農家を中心に30人ほどが登録し、下伊那農業改良普及センターが連携協力する。発足当初は町や村の理事者、農業団体代表者らの講演会を開いて農業に対する方針を聞き、現在は仲間づくりに注力。今回は20人以上が参加した。

 卵やナシ、ナス、キュウリ、トマト、パプリカ、ネギ、蜂蜜、クリ―。この日豊富に集まった自慢の農産物を使い、夏野菜サラダやお好み焼き、地元野菜のチーズフォンデューなどにして味わいながら、日頃の苦労話や自慢の逸品に掛ける思いなどを語り合った。

 阿南町新野でトマトなどの野菜生産に取り組む太田聡さん(31)は「若い農業生産者がこんなに多いことが分かった。楽しみながらつながりを深めていきたい」と話した。

 交流会も回を重ね、ある農家が手掛けた堆肥を他の野菜農家が購入するなど、町村を超えたネットワークの構築が新たな販路拡大につながっている。

 本年度交流会の実行委員長を務める下條村の松本龍貴さん(26)は、収穫したモモが売木村でかき氷のシロップに加工されるようになった。松本さんは「さまざまなノウハウを集め、一緒に物を作っていこうという意識の共有が大切。それが新たなビジネスに結びついていけば」と期待を寄せた。

  

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