収穫、出荷が本格化 天龍村のていざなす

南信州経済

[ 2018年 7月 11日 水曜日 15時26分 ]

重さや形、見た目などの出荷規格を確認する目揃会(天龍村で)

 信州の伝統野菜に認定される天龍村の特産「ていざなす」の出荷が15日から本格化するのを受け、村ていざなす生産者組合(熊谷文孝組合長)は10日、「目揃会(めぞろいかい)」を村内で開き、出荷規格や出荷方法を確認した。

 昨年は天候不順で育苗が遅れたため、今年は時期を早めて全体で約300本の苗を育てた。組合によると、天候も良く順調に育ち、例年よりも1~2週間ほど早め。今月2日から生産者個々の出荷が始まっている。

 収穫は8月をピークに11月中旬ごろまで続き、熊谷組合長(76)は「昨年よりも4000本ほど多い約2万2000本の出荷に期待したい」と話す。

 この日は組合員ら13人が集まり、各農家が持ち寄ったていざなすの傷の有無や果肉のつまり具合など重量や形状、外観などで出荷規格を再確認した。農業改良普及センター技術員から病虫害についての話も聞いた。

 大きなものでは長さ30センチ超、重さも近年は700グラムを超え、果肉の柔らさや甘みの強さが人気の「ていざなす」。1887(明治20)年ごろ、東京の種苗店から種を取り寄せて栽培をはじめた神原地区の田井澤久吉さんの名にちなみ「たいざわなす」と呼ばれていた米ナス系の大型ナスだ。

 味噌焼きや焼きナスなどへの活用があり、生産者と天龍農林業公社を合わせ計22の組合員が共選共販体制を整えて増産や品質の安定化を図っている。県内の農作物直売所や昼神温泉の旅館などに出荷する計画で、今年は東京・築地へのまとまった量の出荷も検討していく考えだ。

  

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