台湾と阿智3社が提携協定締結

南信州経済

[ 2017年 5月 15日 月曜日 15時42分 ]

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 台湾台東県の黄健庭県知事や潘貴蘭観光協会長らが15日、阿智村を訪れ、同村の南信州菓子工房(木下裕亮社長)、湯元ホテル阿智川(山口清幸社長)、阿智☆昼神観光局(白澤裕次社長)とそれぞれ提携協定を締結した。農産物加工や温泉観光など幅広い分野で連携を図り、国際競争力を高めていく。

 南信州菓子工房のドライフルーツを台湾国内に販売する商社の陳文祈氏が「台湾の豊富な果物を高い加工技術でおいしい菓子にしてほしい」と持ちかけたことから始まった。

 台東県は、工場が少なく主要産業は農業と観光業。パイナップルやマンゴーなど果物の宝庫だが、加工品利用がなく規格外品は全て廃棄されていた。

 将来的に南信州菓子工房が台東県へ進出し、半生菓子の伝統技術で台湾ドライフルーツを現地加工することを目指す。すでに共同研究やマーケティング調査が始まっている。

 今回は、4月に竣工した南信州菓子工房新工場の見学を兼ねた視察。台東県と阿智村は豊かな自然と温泉を売りにする観光地という共通点があり、相互に連携してノウハウを共有し国際競争力を高めようと、観光や温泉の分野でも提携を結ぶことになった。

 南信州菓子工房との協定では、将来的に台湾に進出する際の用地確保や原料調達、海外販売について台東県が全面的に協力することを約束した。

 台東県観光協会と阿智☆昼神観光局の協定では、双方の観光地の発展のために情報発信、交流連携を図る。潘観光協会長が社長を務める鹿鳴温泉と湯元ホテル阿智川の協定でも同様に双方の温泉観光発展について提携する。3つの提携とも黄県知事、熊谷秀樹村長が立会人としてサインした。

 熊谷村長は「一つの企業がきっかけになり、大きな提携につながった。台東県の戦略と阿智村の戦略を組み合わせ、良い関係が構築できることを期待する」と話した。

 黄県知事は「南信州菓子工房と提携して台東のフルーツを世界に届けたい。阿智の星空のように台東でも熱気球をはじめ、温泉、きれいな空気などの観光資源がある。温泉観光を含めた産業の提携を結べることをうれしく思う」と語った。

 一行は翌16日に阿部守一県知事を訪問するほか、県内の食品関連工場などを視察。17日に岐阜県多治見市の陶工房を訪ねて台湾へ帰る。

  

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