品川の児童らリンゴ収穫体験

南信州経済

[ 2015年 8月 24日 月曜日 9時05分 ]

 2027年のリニア中央新幹線の開通を見据え、飯田観光協会は首都圏の子どもや大学生らが飯田市を訪れ、同世代や農家などと交流するツアーを展開している。21日からはリニア発着駅ができる東京都品川区の小学生7人が訪れ、中心市街地の「りんご並木」で地元の小中学生とリンゴの収穫作業を体験した。

 同協会と市は13年度から、リニア開通に伴う将来的な交流人口の増加を目指し、首都圏へのPR事業「南信州へおいでなんしょ!プロジェクト」を展開。品川の商店街における南信州の農産物の直売、首都圏在住の大学生でつくる「南信州サポーター」と協働したPR活動などに取り組んでいる。

 今回の訪問交流ツアーも同プロジェクトの一環。リニア開通時には社会人になっている世代同士の交流促進を期待し、2泊3日の日程で試みた。2日目以降も市立追手町小学校の児童たちと一緒に、天竜川でのラフティングや同校巡り、農場での野菜の収穫、流しそうめんなどを体験する。

 21日のリンゴの収穫は、並木を管理する市立飯田東中学校の2年3組の28人と追手町小の5年生4人と体験。ジャムにする「ニュートン」などの実をもぎとった。高い枝にある実もチームワークで収穫。中学生たちが支える脚立に品川の子たちが上り、腕を伸ばして手中に収めると笑みが広がった。

 品川区の小学生は「東京はコンクリートやビルだらけだけど、飯田は土や緑など自然がいっぱいで気持ちがいい」「リンゴの収穫は初めて。ラフティングも楽しみ」と話していた。

 同協会は「リニア時代に向け、未来を担う飯田と品川の子どもたちによる交流の第一歩。今後もさまざまな交流やつながりの輪が広がるよう、きっかけづくりの提供や情報発信などを進めたい」としている。

  

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