品質上々、盆飾り用ホオズキの出荷始まる

南信州経済

[ 2013年 8月 2日 金曜日 16時01分 ]

 盆の花飾りにするホオズキの出荷が飯田下伊那地域で始まった。春先の低温で生育の遅れが心配されたものの、夏場の気温上昇で回復。色付きや実の付き具合が上々で、生産者は「良いものができた」と胸を張っていた。中京圏を主に盆前まで出荷する。

 喬木村の遠山道雄さん方のほ場でも、収穫作業がスタートした。

 6アールの畑に立ち並んだ幹からはオレンジ色に輝く直径6センチほどのホオズキが垂れ、出荷適期となった。

 遠山さんは色付きなどを確認し、根元から一本一本を丁寧に裁断。束にしてそろえた。

 春先の低温で発育不足が生じていたが、6月中旬以降の気温上昇で生育は順調に。遠山さんは「着手5年目だが、ようやく良いものができた。あきらめないで良かった」と語った。

 JAみなみ信州によると、飯伊では同村や飯田市、根羽村などの75軒が栽培し、盆需要をターゲットに中京や関東、関西に出荷している。

 飯伊産は質が高く、市場からも人気。同JAは1億円規模の産地化を目指し、苗木導入支援などを通じて生産振興を図っている。

 今季は前年度並みの枝15万本、実27万個を生産する計画だ。

 中京圏などでは盆にホオズキを盆ちょうちんに見立てて飾る風習があり、需要が生じる。盆前までに出荷することが重要で、生産者たちは7日までの短期集中で作業に当たる。

  

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