商議所遠山郷支部の新春講演会で青崩峠道路進捗説明

南信州経済

[ 2014年 1月 23日 木曜日 16時42分 ]

 飯田商工会議所遠山郷支部の新春講演会が21日、飯田市南信濃の自治振興センターで開かれ、国土交通省飯田国道事務所の花木道治所長が青崩峠道路の進捗(しんちょく)など三遠南信自動車道の整備状況について説明した。年度内に調査坑の掘削に着手する同道路も含め、「2027年のリニア中央新幹線開業までには絶対に完成させなければならない。それを目指し進めていく」と思いを語った。

 南信濃から静岡県までのアクセス道は現状、狭あいなヒョー越峠を越えるルートしかなく、所要時間は29分。全長約4・9キロのトンネルを含む5・9キロの同道路が完成すると、わずか6分に短縮されることから、近隣住民が寄せる期待は大きい。

 講演で花木所長は基本計画決定からルート選定、着工に至るまでの経過を伝え、「工事用道路の整備が進み、いよいよ年度内に調査坑掘削に着手できることになった」と強調。4年間で長野側から1544メートル、静岡側から1460メートルを掘り進める計画を示し、長野県側については「本坑も1、2年後に発注したい」との考えを示した。

 静岡側の本坑着手は「調査坑の掘削後」とし、静岡側も含めて排出される残土は長野側の県事業で活用するとの方針を示し、「4年後からは調査坑を使って運搬するが、最初の4年間はヒョー越峠で運ぶことになる」と理解を求めた。

 早期実現を願う遠山郷の思いを受け止め、「1日も早く開通できるよう頑張りたい」と言葉を重ね、県外の進捗状況も伝えて「リニアには間に合わせたい」と決意を語っていた。

 講演会には、商議所支部のほか、上、南信濃両地区のまちづくり委員会のメンバーらも参加した。

  

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