三遠南信道に177.1億円の予算配分 青崩トンネル本坑着工へ

南信州経済

[ 2018年 3月 31日 土曜日 13時09分 ]

青崩トンネルの調査坑掘削工事(昨秋)

 2018年度予算の成立を受け、国土交通省中部地方整備局は30日、同局関係予算の配分を発表した。飯田市と浜松市を結ぶ三遠南信自動車道(延長約100キロ)では、長野、愛知、静岡の3県合計で177億1000万円(前年度当初157億2000万円)を配分。うち、飯田市南信濃と浜松市水窪町を結ぶ青崩峠道路(延長5・9キロ)には、前年度当初から約20億円増の49億7000万円を盛り、14年から調査坑の掘削工事を行ってきた青崩トンネル(仮称、延長約5キロ)の本坑掘削工事に着手する。

 青崩トンネルは、三遠南信自動車道の中で最も長いトンネル。中央構造線上に位置し、岩盤が脆弱(ぜいじゃく)なため崖崩れが発生しやすいなど、三遠南信道の中でも最大の難工事とも言われる。

 14年3月、同トンネルの調査坑掘削工事の施工業者決定を受け、起工式を実施。以降、坑口付近の現場ヤードや作業高台の整備など調査坑の本格的な掘削に向け準備を進め、同年8月に浜松市側で掘削に着手し、飯田市側では同年12月中旬に掘削が始まった。

 調査坑は幅員約4・7メートル、高さ3・6メートル。3月上旬時点での掘削工事進ちょく率は約86%で、飯田市側はほぼ完了していた。調査坑は、トンネル本体が開通後には非常用通路として活用される他、本坑工事で発生した土砂などの運搬通路としても利用される。本坑の大きさは、幅員11・2メートル、高さ6・5メートル。

 この他、3月10日に龍江―飯田上久堅・喬木富田インター間3・4キロが開通し、19年度には天龍峡―龍江インター間4・0キロの開通を控える飯喬道路(延長22・1キロ)は、前年度当初と同額の44億5000万円。天龍峡大橋(仮称、橋長280メートル)の工事などが推進される。

 また、18年度に佐久間―東栄インター(ともに仮称)間(延長6・9キロ)が開通を予定する、愛知、静岡両県にまたがる佐久間道路・三遠道路(延長27・9キロ)には、前年度当初と同額の82億9000万円が配分された。

  

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