国交省の来年度予算概算要求で整備局幹部が村井知事に説明

南信州経済

[ 2009年 12月 2日 水曜日 15時29分 ]

 国土交通省の来年度予算概算要求で、長野県にかかる関東、北陸、中部の各整備局幹部は30日県庁を訪れ、村井仁知事に対し非公開で説明を行った。飯田下伊那地域分では三遠南信自動車道の青崩峠道路が今年度の3億3000万円から0―1億円へと大きく削減されたほか、同飯喬道路についても天龍峡―飯田東インター間が12~13億円と3分の1程度に減額された。

 国土交通省の公共事業関係費が対前年度比で14%、維持管理費分も含めると約2割減額となるなか、県内に関連する3地整管内の事業費にも影響が大きく現れた。河川、砂防事業についての予算はおおむね昨年比同等で推移したものの、道路事業関連は3地整で今年度当初予算比で66~89%と減り、中部地整にいたっては3~4割減と厳しい予算額となった。

 今月16日に浜松市側へ大幅な予算削減が伝えられた青崩峠道路も、今年度、路線測量、予備設計の段階まできていたが、来年度は水文・環境調査費の0―1億円と前年比の3分の1に削減。飯喬道路も千代―久堅地区改良工事などで12億~13億円と、今年度の35億1500万円から大きく減った。飯喬道路にいたっては、今年度発注済の事業に当てる事業費とされ、「新たな着工はないのでは」(県建設部)とみられている。

 北陸地方整備局の前川秀和局長は「不確定要素が多い中での説明となるが、事業効果、完成に近い事業を優先するなど、絞りこみを重点化している」と理解を求め、村井知事は「県独自が持つ能力には限界がある。住民の生命や財産を守ることが国家の基本。必要不可欠な事業に対しては改めてお願いしたい」と述べた。また青崩峠道路について「三遠南信自動車道は地域にとっては期待が大きい道路。計画通りに進めてもらい、飯喬道路も含め、事業全体の促進を願いたい」とした。

  

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