飯田市鼎中平の伊那谷クラウド合同会社(五十君(いぎみ)親彦代表)は、市内の農家が育てたふじを100%使用したシードル「Poshりんごの雫」の「Semisweet(セミスイート)」をこのほど発売した。6年前から販売しているシードルの第2弾で、ほのかな甘みとすっきりとした味わいが特徴という。五十君代表は「2種を飲み比べて違いを楽しんでほしい」と話した。
同社は酒製造者や消費者とより密に接点を持ち、酒を広く地元の人に知ってもらおうと2015年に設立。市内の酒販店事業主5人が所属する。
「セミスイート」は、利用層の広がりを期待して開発。サイダーのようなさわやかな口当たりが特徴で軽い味付けの鶏や豚肉、シーフード料理などにおすすめという。
一方でほのかな酸味や深みが味わえる初弾は、赤身の肉など脂分の多い料理との相性が抜群。2種の飲み比べセットも発売中で、五十君代表は「地元産のリンゴを使った酒として多くの人に親しんでもらえれば」と話した。
「Poshりんごのp雫Semisweet」は275ミリリットルと720ミリリットルを300本ずつ製造。市内の酒販店5店舗で販売している。販売店舗は次の通り。
高岡亭(同市座光寺)、丸徳小林商店(同市砂払町)、松屋ごとう酒店(同市箕瀬町)、丸木屋商店(同市白山町)、モンマートいぎみ(同市鼎)。
◎写真説明:商品をPRするモンマートいぎみのスタッフ