地域を超えた連携を

南信州経済

[ 2020年 8月 28日 金曜日 15時16分 ]

 南信地域の信州おもてなしマイスター有志による「伊那路マイスター」は26日、飯田下伊那地域を巡るモデルツアーを体験した。11月に開く「第3回信州おもてなしマイスターサミット」で発表する。

 地域の宝を掘り起こしながら、障害の有無に関わらず旅行を楽しめる「ユニバーサル・ツーリズム」も取り入れた日帰りツアー。飯伊から諏訪地域までのおもてなしマイスター連携事業として企画し、オンライン上のテレビ会議を重ねて準備してきた。

 27日には、10人ほどのメンバーで実際にツアーを体験。今年オープンした松川町大島の醸造所Vinvie(ヴァンヴィ)では、シードル・ワイン醸造所内を見学し、おもてなしマイスターの一員でもある竹村暢子社長の話を聞いた。

 竹村さんはリンゴ農家に嫁ぎ、小売酒販の免許取得を機にポムドリエゾン(シードルのソムリエ)などとして町内、南信州広域のシードル振興に取り組んできた。「コロナに関係なくリンゴの消費が落ち込んでいる。シードルや新しい食べ方の提案を通じて、畑を維持しながら魅力ある地域にしていきたい」などと語った。

 信州まつかわ温泉清流苑に隣接する「およりての森」では森林セラピーとともに、おもてなしマイスターに加わるユニバーサル・サポートすわ(牛山玲子代表)=茅野市=の協力でユニバーサル・ツーリズムも体験した。

 車椅子に器具を取り付け人力車のように扱う「JINRIKI」を実演。車椅子でも森林内を巡り、草木の香りや川の流れなど五感で癒しを感じた。JINRIKIは、清流苑でも1基を導入している。

 午後は飯田市へ移動し、天竜舟下りを体験。鵞流峡の水しぶきと渓谷の流れを楽しんだ後は、昨年の信州おもてなし大賞を受賞した「鵞流峡復活プロジェクト」の曽根原宗夫代表から話を聞いた。

 信州おもてなしマイスターは、「おもてなし日本一」を目指す県の人材育成講座「信州おもてなし未来塾」の修了者。同塾はこれまでに第1~6期を開催してきたが、新型コロナウイルスの影響で今年予定した第7期は中止になった。

 おもてなしマイスターが集うサミットは今年で3回目。今回はリモートでの開催となったが、「点から線、線から面へ」(高野登塾長)の理念の下、全県で200人以上いるマイスターの交流を深め、地域の課題解決のリーダーとなってもらおうと構想。南信だけでなく県内各エリアごとに連携の取り組みを行い、活動報告する予定だ。

 第3回サミット実行委員長で松本観光コンシェルジュ代表の大森女礼(めれい)さんは「各マイスターはそれぞれ自分の立場で個性あふれる活動しているが、期や地域の枠を超えてネットワークをつくりたい。相互に協力し合うことでおもてなしマイスターが地域に欠かせない存在となってほしい」と話していた。

◎写真説明:車椅子での森林セラピー(およりての森で)

  

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