売木村で海外客受け入れ拠点プレオープン

南信州経済

[ 2019年 1月 11日 金曜日 15時21分 ]

 インバウンドに注力し、海外からの観光客受け入れのための拠点づくりを進める売木村は、2月3日に古民家を改修した「うるぎ国際センター」をプレオープンする。南信州地域の玄関口として、売木村をはじめとする地域の魅力を情報発信する狙い。管理運営を担う村地域おこし協力隊でドイツ国籍のアレクサンダー・ニーザーさん(44)は「さまざまな国籍の人が集い、コミュニケーションを図る場にしたい」と意気込みを語る。

 村内の宿泊施設に外国人からの問い合わせが増えている現状を背景に、村は2017年5月、全国的にも珍しい外国籍のニーザーさんを協力隊として採用。村に訪れる外国人のサポートに充てるとともに、インバウンド事業にも着目してきた。

 拠点として整備する「うるぎ国際センター」は、こまどりの湯近くにある空き家を再生・活用する。木造2階建ての10部屋あった大きな古民家で、10年ほど前から空き家になった。現在は村が所有者と賃貸契約を結んで改修工事を進めている。

 昨年10月から本格着手し、ニーザーさんをはじめ、村内団体や若者なども作業を手伝う。畳の床をフローリングにし、まきストーブを設置して18畳のシェアルームが完成した。今後はいろりを設けたり、シャワールームも完備する。

 昨年はニーザーさんの友人などドイツ、イギリス、フランス、スイスなどから訪れた外国人が試験的にセンターを利用し、好評だった。ニーザーさんはセンターでの情報発信に加え、観光地巡りのガイド役も務めたい考えで、将来的には2階を活用した宿泊も可能な施設を目指す。

 「売木村をはじめ、南信州には外国人を引き付ける魅力ある場所が多い」とニーザーさん。「中京圏、東海地方のゲートウエイとして、多くの外国人に国際センターを活用してもらいたい」と話している。

 2月3日のプレオープンは午後2時から。古民家の改修前と改修後を写真で紹介し、センター機能や今後の予定などについてニーザーさんが説明するほか、交流会も開く。

 村は公式ホームページや村内散策マップの英語版も新たに作成中で、4月からのセンター本格始動に向けて準備を進める。清水秀樹村長は「原風景が残る田舎を多くの外国人にも知ってもらいたい。その第一歩が踏み出せてうれしい」と期待を寄せる。

◎写真説明:古民家を改修して2月3日にプレオープンする「うるぎ国際センター」

  

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