多摩川精機のモーター、「きぼう」船外実験装置へ搭載

南信州経済

[ 2009年 12月 11日 金曜日 15時40分 ]

 飯田市大休の多摩川精機(萩本範文社長)は9日、同社製造の高精度センサー付きモーターが、国際宇宙ステーション・日本実験棟「SMILES」(超伝導サブミリ波リム放射サウンダ)に搭載され、定常観測運用を開始したと発表した。

 船外実験装置は9月11日午前2時1分、H―IIBロケットで打ち上げられ、宇宙ステーション補給機初号機によって「きぼう」へ輸送。同25日にロボットアームを使って船外実験プラットホームに取り付けられた。

 モーターは観測用アンテナの駆動に用いられており、高精度、高信頼性、長寿命設計を実現。従来のアンテナ制御には角度センサーとして光学式エンコーダが使われてきたが、さらなる信頼性の向上と長寿命化を実現するため、船外実験装置用にレゾルバのアナログ信号をRD変換機によってデジタル化する「レゾルバ+RD変換方式」を新たに開発した。同社では「角度分野における独自技術が、日本の宇宙開発に貢献している」と話している。

 船外実験装置は、宇宙航空開発機構(JAXA)と情報通信研究機構(NICT)が開発。「超伝導ミクサ」という新しい技術を用いて成層圏のオゾンやオゾン層破壊に関連する大気微量成分の存在量を宇宙から観測する。

  

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