大鹿村観光協、県道改良で県と懇談会 観光への影響を懸念

南信州経済

[ 2016年 10月 14日 金曜日 15時33分 ]

大鹿村観光協会と県の懇談会

 県道松川インター大鹿線の改良工事について、大鹿村観光協会(平瀬長安会長)は13日、県飯田建設事務所との初の懇談会を村役場で開いた。同県道は、リニア中央新幹線の南アルプストンネル長野工区(約8・4キロ)の掘削で村から出る残土の運搬路となる。出席した観光業者からは、工事に伴う観光などへの影響を懸念する声が相次いだ。

 リニア本体工事の前提と位置づけ、残土運搬路の交通安全対策となる県道松川インター大鹿線の改良工事は8月末に工事着手した。

 改良事業は県とJR東海が共同で行う。計画だと、県道には四徳大橋を挟んで東西に2本のトンネルを新設する。どちらも2車線トンネルで、西側は仮称西下トンネル(約0・9キロ)、東側は仮称四徳渡トンネル(約1・2キロ)。渡場交差点―トンネル間の5カ所で拡幅する。

 トンネル2本の発生土は、半の沢橋付近にあるモトクロス練習場に仮置きした後、半の沢に盛土することを想定。現在は地質調査を進め、発生土置き場として利用が可能かどうかの最終判断は県がする。

 発生土の運搬は午前7時半~午後5時半を予定。通行する工事用車両の台数は往復で1日最大552台。参加者は渋滞を緩和するため車両運行を夜間に分散するよう求めた。県側は夜間の残土搬出は可能とし「JRに要請していく」と答えた。

 工事期間中の観光客の迂回路として、152号を使って駒ケ根方面から入ってくるルートを提案したのに対し、県側は迂回路を示す看板を設置したり県のホームページで案内することを検討するとした。国道152号の村境は冬季通行止めになっており、通年通行ができるよう求める声も出た。

 平瀬会長は「JRより住民に寄り添って対応してほしい。観光への影響を最小限にするためにも最良の方法を一緒になって考えて」と話した。

  

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