飯田市松尾新井の天竜舟下り(杉本忠社長)は25日、川開き祭を弁天港で開いた。地元園児の乗船招待や飯田OIDE長姫高校のテックレンジャーショー、福餅拾い、和太鼓演奏などを行い、多くの地域住民や乗船客を楽しませた。
川開き祭は毎年この時期に開催。2014年度から、散歩で弁天港に訪れている松尾東保育園の卒園児を招待しており、ことしも園児と保護者ら100人余が舟下りを楽しんだほか、テープカットや風船飛ばしを行った。
またテックレンジャーが、女性メンバーのみで初めてショーを披露。子どもたちと乗船して川開きを盛り上げた。県PRキャラクターのアルクマも訪れ、乗船客らをもてなした。
福餅拾いでは、杉本社長と船頭2人が舟4艘を重ねた特設ステージから、景品が当たるくじ付きの福餅をまいた。
参加した子どもたちは、降ってきた餅を受け止めようと腕をいっぱいに広げたり、拾って家族らと見せ合い「くじがあったよ」「たくさん拾ったね」などと笑顔を浮かべた。
杉本社長は「春本番を迎え、舟下りシーズンが到来した。ラフティングなど、夏に向けてさまざまな遊びを提供したい。皆さんには、豪快な川下りの魅力を味わっていただけたら」と話していた。