天竜舟下り 暖房こたつ舟の運行始まる

南信州経済

[ 2015年 12月 2日 水曜日 9時59分 ]

 天竜川の冬の風物詩「暖房こたつ舟」の運行が1日、天竜舟下り(弁天港―時又港約6キロ)とその下流の天竜ライン下り(天龍峡温泉港―唐笠港約8キロ)でスタートした。2月いっぱい運行する。

 飯田市松尾新井の天竜舟下り本社のある弁天港では、2日前に急きょ台湾からのツアー客30人の予約が入り、午前9時半に2艘が出港した。当初、第1便の予定だった関西からのツアー約10人と個人客10人は第2便となり、10時に出港した。午後3時には東京方面からのツアー客20人の予約もある。

 暖房こたつ舟は、全長約12メートルの客席部分を透明のアクリル板で覆い、足下に豆炭あんかの細長いこたつを置いて暖を取りながら、冬の天竜舟下りを楽しむことができる。冷たい風や波しぶきが飛び込んでくる心配がない。山梨から来たという70代の夫婦は「初めてで楽しみ。暖かくて気持ちがいい」と感想を語った。

 同社の総務部長は「雪を期待して来られるお客さまが多い。降ってもなかなか積もらないが、冬枯れの景色を暖かいこたつ舟でのんびり楽しんでいただきたい。インバウンド(訪日外国人旅行)は伊那谷自体まだまだ少ないので、これからセールスに力を入れていきたい」とPRに懸命だ。

 同社では、暖房こたつ舟8艘を用意。観光客が集中する年末年始と2月の連休を中心に、月1500人の利用客を見込んでいる。

  

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