天龍峡大橋、来年2月に本体工事着手

南信州経済

[ 2016年 11月 25日 金曜日 17時21分 ]

天竜川に架かるワイヤーブリッジ

 国土交通省飯田国道事務所は24日、整備を進める三遠南信自動車道飯喬道路の「天龍峡大橋」(仮称、橋長280メートル)建設現場を報道機関に公開した。橋りょうの本体工事へ入るに当たり必要な、落下防護と作業員通路を兼ねる「ワイヤーブリッジ」が両岸をつないでおり、天竜川からの高さ約80メートルに架かる橋の姿がイメージできる。

 名勝天龍峡に位置する天龍峡大橋は、鋼製の上路式アーチ橋で、名勝の景観に配慮した扁平なスレンダーな形状が特徴。桁下には幅約2メートルの歩道が設置され、雄大な自然の迫力ある姿、四季折々の姿を楽しむことができる。

 架橋工事は、高さ約60メートルの鉄塔間に張り渡されたワイヤーロープとケーブルクレーンを使い、工場で製造された橋りょうの部材を組み立てていく「ケーブルエレクション架設工法」を採用。部材は愛知および香川の工場で製造され運ばれる。

 現在は天龍峡側のみに鉄塔が建っており、今後、千代側にも鉄塔を建てるとともに、橋りょう部材の組み立てを支える「斜吊り鉄塔」を両岸に建設し、来年2月に組み立て工事に着手する見通し。同年5~6月ごろにはアーチの全容が見えてくるという。

 工期は2018年3月までの予定で、部材の製造を含めた進ちょく率は約6割。橋りょうの完成後、本線との取り付け工事などを行い、19年度の天龍峡―龍江インター(仮称)間(延長約4キロ)開通と合わせて供用開始となる。

 飯田山本―喬木インター間の飯喬道路(延長22・1キロ)は、飯田山本―天龍峡インター間の7・2キロが供用済み。天龍峡大橋を含む天龍峡―龍江インター間は19年度、龍江―飯田東インター(仮称)間(延長3・4キロ)は17年度の供用を予定する。残る飯田東―喬木インター間の7・5キロについては供用開始時期が明らかにされておらず、現在は本線工事着工に向けた工事用道路の建設などが進む。

  

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