天龍峡大橋へ期待膨らむ 飯田商議所が三遠南信道の工事視察

南信州経済

[ 2018年 8月 22日 水曜日 15時23分 ]

天龍峡大橋を見学する一行

 飯田商工会議所(柴田忠昭会頭)は21日、リニア三遠南信推進委員会(大田中峰雄委員長)、産業建設部会(北澤資謹部会長)、交通運輸車両部会(小澤英文部会長)合同で三遠南信自動車道の工事現場視察会を開いた。役員ら約20人が参加し、工事の進ちょく状況などを自身の目で確認した。

 国土交通省飯田国道事務所(尾出清所長)の案内で、2019年度開通予定の天龍峡―龍江インター間(延長4・0キロでは、7月末までに架設工事が完了した「天龍峡大橋」の現場を視察。現在は中央分離帯を設ける工事が行われており、今後は路面の舗装や照明の設置工事などを経て完成に至る。橋の完成後に両岸で本線との取り付け工事を行い、開通を迎えるという。

 橋の工事進ちょく率は97%。防護ネットなどで覆われているものの、ほぼ完成した橋を眺めた参加者からは「ここまでできたか!」などと感嘆の声。また、工事関係者が天龍峡大橋最大の特徴である桁下歩道を歩く姿に、橋からの眺めを想像しつつ、新たな観光名所としての可能性などに期待を膨らませていた。

 同会議所は長年にわたり、三遠南信道の早期全線開通に向け、国交省や財務省など関係機関への要望活動を続ける他、開通が地域に与える影響を広報するなど、地域住民らの意識高揚にも寄与している。

 委員会、部会が合同で行う現場視察は昨年初めて実施。要望活動などは参加できる会員が限られることもあり、より多くの議員に地域の将来を支えるインフラ整備について理解を深めてもらおうと企画した。「開通の日が着実に近づいてきていることを体感でき、生かした地域活性化策の具体化につながる」と好評を得て、今年も継続した。

 大田中委員長は「進ちょく状況を目の当たりにし、早期の完成へ一層期待が高まった」、北澤部会長は「地域の各界のリーダーが現状の理解を深めることは、早期開通の後押しとなる」と期待。小澤部会長は「歩道からの眺めなど、天龍峡一帯の活性化に生かさない手はない」などと話した。

 柴田会頭は「夢が実現に近づいていることをひしひしと感じた。非常に楽しみ。インフラ整備をしっかりと地域化活性化につなげられるよう、地域の声にしっかりと耳を傾けながら事業を展開していきたい」と力を込めた。

  

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