飯田市は8日、三遠南信道「天龍峡大橋」の桁下にできる歩道の愛称が「そらさんぽ天龍峡」に決まったと発表した。市内在住の平岩真由美さんの作品を採用し、11月10日に計画する開通記念プレイベントに合わせて表彰する。
広く募ったところ、県内外から291点の応募があった。天龍峡温泉観光協会長などでつくる審査会で5点に絞り、平岩さんの作品「そらさんぽ」に天龍峡を加えて愛称とした。
牧野光朗市長は「天竜川や舟下り、飯田線を見下ろすことができる歩道を歩きながら名勝天龍峡の素晴らしい景色を楽しみ、愛称を通して多くの人に親しみを持ってもらえたら」と話した。
桁下の歩道は幅2メートル。天竜川からの高さは約80メートルで、国の名勝に指定されている景勝地を楽しめる。
天龍峡大橋は川路と千代の天竜川をまたぐ巨大なアーチ橋で、三遠南信道の中でも大規模な構造物の1つ。国土交通省飯田国道事務所と市が事業主体で、橋長280メートル。事業費は80億円程度。三遠南信道の天龍峡インターチェンジ(IC)と千代IC間にできる。
◎写真説明:愛称が決まった歩道