天龍村「ていざなす」出荷始まる 目揃会で規格確認

南信州経済

[ 2017年 7月 19日 水曜日 16時12分 ]

出荷規格を確認するていざなすの目揃会(天龍村で)

 信州の伝統野菜に認定される天龍村特産「ていざなす」の収穫が今月から本格化するのを受け、村ていざなす生産組合(熊谷文孝組合長)は18日、村内で「目揃会(めぞろえかい)を開き、出荷規格や出荷予定を確認した。今年は寒暖の差などから育苗が遅れ、例年よりも1~2週間ほど遅めの15日から出荷が始まっている。

 大きなものでは長さ30センチ超、重さも600グラムを超える巨大ナスで、果肉の柔らさや甘みの強さが人気のていざなす。生産者ら19人と天龍農林業公社を組合員に共選共販体制を整え、増産や品質の安定化を図っている。

 今年は昼と夜の温度差があり、雨も少なかった影響から育苗、定植の時期が遅れた。熊谷組合長(75)によると、現在のところ大きさは例年と比べて若干小ぶり。収穫は8月をピークに11月中旬ごろまで続き、昨年は2万本を出荷していることから「天候も含め、これからの回復に期待したい」(熊谷組合長)と話す。

 この日は組合員ら15人ほどが集まり、各農家が持ち寄った20本ほどのていざなすの目揃会を実施。傷の有無や果肉のつまり具合など重量や形状、外観などで出荷規格を再確認した。

 今年からヘタ部分のとげも出荷前に取り除くことなどを決めたほか、農業改良普及センターの技術員から害虫対策についての話も聞いた。熊谷組合長は「いろんな意見も聞きながら、質の良いナスをたくさん出荷してもらいたい」と呼び掛けた。

 ていざなすは1887(明治20)年ごろ、東京の種苗店から種を取り寄せて栽培を始めた神原地区の田井澤久吉さんの名にちなみ「たいざわなす」と呼ばれていた米ナス系の大型ナス。みそ焼きや焼きなすなどへの活用で人気があり、今年も県内の農作物直売所や昼神温泉の旅館などに出荷する計画だ。

  

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